本日は前回の後編となる、「Christmas Market」の様子からどうぞ♪
我々は一体、「T&T」の中でどれほどの時間を費やしたのだろう。まだ午後5時まえだというのに、すでに空には夜の帳が下りはじめていた。Christmas MarketのIlluminationsを楽しむのには好い頃合いだ。
あかりを求めて集まる真夏の虫たちのように、あるいは出口を探して右往左往するCageの中のモルモットのように、好き勝手にうごめく人々の群れ。しかしながらその不規則な動きはまるで、見ることの叶わない忌まわしい巨大な装置によって、思いのままに操られているかのようでもある。
ひしめく人々の間隙を縫い、
無数の灯りが煌めく敷地の奥へ
電飾を施された樅の木の周りには、厚手の外套に身を包んだ冬の巡礼者たちが集い、写真を撮り合ったり楽器の生演奏に耳を傾けたりしていた。
造られた美しさを放つChristmas Tree
夢と現が錯綜しはじめる
横殴りに吹きつける氷点下10度を下回る冷たい風が、時間の経過とともに容赦なく我々の体温を奪っていく。そんな極限状態の中わりと早い段階で心の折れた我々は、敷地内を軽く一巡りして早々に撤退することにした。
Christmas colour version
冷えきった心と身体を温めるのに、鍋ほど魅力的な料理もないだろう。土鍋、肉、野菜、水。これだけ揃えば後は火にかけるだけで水炊きにできる。豆腐やキノコ類があればなおよし。我々が「T&T」で購入した鍋用の食材は豚肉と豆腐のみ。残りはそれぞれ個人の食材を持ち寄って使うことにした。
豪華な感じになった鍋
これに肉をのせる
整えられたTable set
肉がのった
Ayumiものる
肉の奪い合いがはじまる
鍋の具材の減りと反比例して、外気で冷えた我々の身体は少しずつ温もりを取り戻していった。ひと通りの具材を消費したところで、締めともいえるうどんを投入する。
脳みそのようなうどん
まさに「たいらげる」とはこのこと
Torontoの冷え込みはまだ中盤。体感温度が氷点下20度となる日はそう遠くない。
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