Christmasが終わるやいなや正月飾りの準備に追われる日本と違い、Torontoの街はChristmasの装いを残したまま緩やかに年の瀬を迎えようとしています。
今回はおよそ1週間ほど前に起きた、「Ice Storm」による停電の様子からどうぞ♪
今回はおよそ1週間ほど前に起きた、「Ice Storm」による停電の様子からどうぞ♪
Ice Stormですべてが凍りついた街
数え切れないほどの偶然と必然とが幾重にも重なり合い、わたしたちの生きる日常というものは綴られてゆく。その日常が崩されるのはいつも突然である。
12月21日、午前2時ごろ。「Christmasは何をしようか」と、そんな他愛もないことを考えながらLaptopに向かっている時だった。外で火花が激しくはぜるような音がしたかと思ったその刹那、Living roomの加湿器の稼動音が止まった。宿内だけでなく、外の静寂も濃密な気配を帯びる。
これが、自然がもたらした脅威とわたしたちとの、長く厳しい戦いの幕開けの合図だったことを、この時はまだ誰も知るよしもない。
寒さで目が覚めると同時に、まだ電力が戻っていないことを知る。停電でCentral Heating Systemが機能していないため、部屋の空気は外気と変わらないくらいに冷えきっていた。電気が来ていないのでは、目覚めに飲むCoffeeも淹れられない。諦めてLiving roomへと向かう。
大窓から外を眺めてみると、見たこともない光景が広がっていた。
氷漬けとなった樹木
電線に連なる氷柱
まるで氷の精霊たちが通り過ぎていったかのよう
雪が積もった木々の姿だけでも十分に寒々しいというのに、すべてが氷で覆われている景色など誰に想像しえようか。「氷の世界」など響きがRomanticなだけで、現実世界でのそれは「冷凍庫の中」と大差ない。
電気が無いと人は無力に近しい状態に陥る
翌22日、午後8時ごろ。わたしと宿泊者のKeita氏は、しばらく電力の復旧はないだろうというまことしやかな情報に従い、Laptopや携帯電話の充電をするべく空港へと向かうことにした。空港であればWi-Fiが飛んでいるのでInternetをしながら確実に電源が取れるし、24時間だれでも無料で利用可能であるからだ。
雪山でのSurvival Foodにぜひ鍋を!
停電から40時間以上経った、23日の午後8時ごろ。蝋燭の灯をたよりに鍋を行う。Portable Gas Stoveがこんなところで役に立とうとは、備えあれば憂いなしで言い得て妙。
身体の内側が温かいうちに就寝することに
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