2013年4月17日水曜日

Walk on the lake

こんばんは! オーナーのAkiraです。

ようやくOuterのいらない季節がやってきたようです♪ 気温は10℃を上回るようになり、木々や草花のつぼみもあちこちで目立つようになってきました。High Parkの桜はそろそろでしょうか?


だいぶ時間が経ってしまいましたが(汗)、前回のAuroraの続きをどうぞ!

Yellowknife2日目――初日同様、バスの出発時間まで(寝る以外)とりわけすることもない我々3人は、Tatsuroがどこかからか仕入れてきた「Ice Castleなるものが、我々の宿から歩いて20分ほどの場所にある」という何ともAbout極まりない情報だけをもとに、暇つぶしもかねてそいつの探索へと町の中心地へ向かうことにしたのである。

















しかし、歩けども歩けども、Ice Castleらしきものは一向に現れない。途中で昼食を済ませ、さらに十数分ほど歩いて町の中心地に到着。予想以上に歩いても目的地に辿り着かないことにさすがに焦りを感じはじめたのか、情報拾得者および提供者であるTatsuroは、ついに通行人(ほとんど人がいないためかなりRare)に訊ねるという行動に出た。

Tatsuro    「Excuse me? Do you know where Ice Castle is?」

Pedestrian「Ice Castle? Oh, I know that. It's over there. Beyond that lake」

Tatsuro    「……Really? Okay, thank you very much! Have a nice day, sir!」

何度も丁寧に説明してくれた後、その通行人は笑顔で去っていった。そう、Tatsuroが近年まれに見る、恐ろしいほどの方向音痴であることを忘れていたのだ。Ice Castleへと続く道は、我々が宿を出た瞬間から間違っていたのである。まさに文字通り、右に行くべきところを左へと行ってしまったのだ。






凍結したFrame Lake
(ビル群の見える奥の方まで全て湖)









災い転じて福となす――方向は間違ったものの、凍結している湖を歩いて渡れるなんて、そうそう出来る体験でもないはずである。Snowmobile的なものが走っているため、人間が3人くらい載ったところで大したことはないだろう。そうだと頭でわかってはいても、動物の本能とでもいうべきものが「警戒を怠るな」という信号を発し、凍った湖上を行く我々の足を多少なりともすくませる。








網のような路肩の氷












湖を渡りきり、町のMain Streetを道なりに東へと向かう。道中、あまりにも道路が歪んでいることにKazu氏が気づく。







永久凍土のせいなのだとか……









あまりにも巨大な湖「Great Slave Lake」。季節によって氷の厚みに違いがあり、この時期の厚さは、なんと6mはくだらないのだという。



凍結した湖上に展開する氷の世界。氷のObjectが光を受けて輝く姿は、その詳細まではわからずとも、遠目にもその存在を確認することは十分にできる。











しれっとInしてきた犬




































巨大な氷塊









その夜――昼間、氷の世界を純粋に堪能した20代2人と30代1人(いずれも男性)の我々3人は、昨夜と同じくバスでAurora Villageへとやってきた。空は晴れ渡り、気温も申し分ない。



昨夜と違い、ただただ時間だけが過ぎてゆく。誰もがAuroraの出現を心待ちにしながら、Teepeeの中のStoveで暖をとる。









薪をくべる老人A











夜空に何の変化もないまま宿へと戻る時間が迫った頃、うっすらとAuroraが姿を現した。





昨夜ほどではないにしろ、結局は姿を現してくれたAuroraに感謝と感動をしつつ、我々のAurora Tourは幕を閉じるのであった。

飛行機から見下ろしたYellowknife